ハナ差な日々

ITスキルと競馬の記録および雑記

2015年04月05日の回顧

大阪杯

ゼロスが離して逃げる。カレンブラックヒルが2番手で馬群をひっぱり、ロゴタイプがその直後、エアソミュールと続く。ラキシスは中段の最後尾、少し離れて後方にキズナスピルバーグロゴタイプが少し序盤行きたがっていた。スピルバーグは下げたというより行き脚がつかないように見えた。1000m通過は61.1秒。

3角から徐々に隊列が詰まってきて4角でキズナも外を回しながら上がっていく。ラキシスは内へ進路を取る。直線でカレンブラックヒルに先頭が変わりロゴタイプが交わす、大外からキズナが伸びる。ラキシスが内から外にロスなく出してキズナと併せ馬の形で2頭抜け出す。残り1ハロンまではキズナの脚色がよかったが残り200mを切って最後鈍る。一方ラキシスは一気に突き放し2馬身差の完勝。後続はカレンブラックヒルロゴタイプの脚が止まり、しぶとく伸びてエアソミュールが交わして3着を確保。大外からスピルバーグがようやく追い込んでくるも既に大勢は決していた。

評価

  • 展開はハイペース
  • 不良馬場のため時計がかかる馬場だった
  • 内外の差はなく適正の差が出る馬場だった

馬評価

ラキシス

まず馬場適性があったのが大きいだろうが、上がり最速35.9秒で強い勝ち方だった。速い上がり時計のエリザベス女王杯にも勝っており単なる重馬場適正の馬ではないと思われる。ペースが速かったため控えたことや、4角から直線へのロスなく運んだのも最後の脚につながった。ルメールの好騎乗で、キズナを待って仕掛けた点も良かった。ルメールはマークした馬よりも前で競馬をした上でマークした馬を負かす騎乗がとても上手い。

キズナ

いつも通りゆったり控えて直線脚を伸ばす競馬だったが最後の1ハロンで脚が鈍った。敗因を挙げるなら、内回りだったことから4角から脚を使っていったことで脚が鈍った点、36.0秒の上がりになるような馬場はあわない点か。後続は離しているため力を出して走っているのは確か。

エアソミュール

G2実績馬であり力があるのは当然。G1に出さない理由は不明だが、このクラスまでが限界っぽいのも事実。

スピルバーグ

いかにも休み明けだし馬場も苦にしていた。最後だけ力を見せた感じ。

ロゴタイプ

スピードに秀でた馬であり元々阪神適正は疑問な所へ不良馬場で余計に難しいレースだった。序盤掛かったのも痛かった。レースを選ぶタイプで適正距離のG1もないのが難点。

ダービー卿チャレンジ

ラインスピリットが逃げ1000m通過58.0秒。先行馬も多数追走しており先行勢は楽な展開ではないかった。モーリスはスタートなんとか半馬身遅れくらいで出たという形で後方から。クラリティシチーがその前。4角でクラリティシチー、モーリスの順で外を回して上がっていく。直線クラリティシチーが差して先頭に立つかというところを、その外からモーリスが一気に抜き差って圧勝。3着は団子の争い。

評価

  • 展開はミドルからハイペース
  • 雨だったが良馬場維持で時計は速かった
  • 差し展開だった

馬評価

モーリス

このクラスもまったく問題なく勝ちあがった。55キロも裸同然であった。33.0秒の脚で瞬発力が違いを見せた。レースの最後の1ハロンが10.9秒であり並の馬ではついていけない時計である。これまでくすぶっていた理由はなぜ?という点はあるが、G1クラスでも勝負になるであろう。転厩後に3連勝というのはそういうことなのだろうか。スクリーンヒーローは一つ下の世代にクラシック路線に乗ったグァンチャーレとミュゼエイリアンも出しておりこれから注目である。

クラリティシチー

この馬が勝っておかしくない展開だったが相手が悪かった。三浦も上手く乗っており、馬も33.7秒で3番目の上がりも出している。

クラレント

6着であったが58.5キロ背負って大外枠な状況で、このクラスなら展開向けばまだくる可能性がある競馬をしていた。