2015年05月09日の回顧
京都新聞杯
スピリッツミノルが押して押して逃げる。ダノンリバティが3番手、サトノラーゼンが5番手。ポルトドートウィユが内中段。その後ろにアルバートドック、トーセンバジルと続く。平均ペースで進み1000m通過は59.4秒。隊列はそのままで進み直線へ。直線入ってスピリッツミノルが粘っている所をサトノラーゼンその外に出して一気に交わす。最内からダノンリバティも交わすがこちらはジワジワ伸びる程度。外からトーセンバジル、ポルトドートウィユ、アルバートドックがの並びで伸びてくる。サトノラーゼンがリードを守りそのまま押し切る。トーセンバジル、ポルトドートウィユ、トーセンバジルがゴール直前でダノンリバティを交わしポルトドートウィユ、アルバートドック、トーセンバジルの順で入線。2000m通過は119.7秒、勝ち時計は2分11秒3.
評価
- ペースはミドルペースで平均的に流れた
- 内の馬場はまだ良好で内有利
- 1着から3着まで全てディープインパクト産駒
- メンバーがクラシック路線で負けてきた馬ばかりのためレベルは低い
馬評価
サトノラーゼン
1着。能力的には抜けているわけではないが騎手が上手く乗った。先行してじっくり待ち、直線一気に抜け出した。先行して伸ばすのが得意な川田がマッチした。
ポルトドートウィユ
2着。ジリ脚の馬で際どくなったが武豊のゴール板合わせの上手さが出た。長い脚を使える強みはあるため最後までタレなかったことで何とかダービー賞金を確保した。決め手を考えるとダービーはロングスパートがどこまで可能かで着順が変わってくるだろう。
アルバートドック
3着。3頭併せ馬で外から行った分のロスで届かなかった。後方からいったので仕方がない面はある。
トーセンバジル
4着。内から差してきて3頭併せ馬も最後に仕掛けたが差しきれなかった。上がり最速であるが34.0秒で内も通れたことを考えると差しにかけるほどの決め手はない。
ダノンリバティ
5着。毎日杯では溜めて33秒台を出せず、今回は先行策を取ったがジリジリとしか伸びなかった。やはりダートで見てみたい。
スピリッツミノル
6着。今回も押してハナに立っている。逃げ馬なのにテンのスピードがない。
プリンシパルS
マルターズアポジーが大外から飛ばして離して逃げる。マイネルシュバリエが3番手、ケツァルテナンゴが中段先頭、アンビシャスは出負けして後方から。1000m通過は59.3秒だが後続とは離れており後ろはスロー気味。4角で既にマイネルシュバリエが先頭に立ち後続を離す。ケツァルテナンゴとアンビシャスが伸びて来て残り100mくらいでマイネルシュバリエの脚が鈍り、アンビシャスがケツァルテナンゴを競り落として抜け出してゴール。
評価
- ペースはミドルペースに見えてスロー
- 直線馬場の3部所くらいの差しが届きだした
- メンバーが条件戦クラスの馬ばかりでレベルは低い
馬評価
アンビシャス
1着。出負けした分僅差になったが楽勝で、このメンバーでは力が上だった。共同通信杯のレースレベルの高さを示した。出走馬唯一のディープインパクト産駒である。
ケツァルテナンゴ
2着。好位から差してきたが勝ち馬の決め手に屈した。
マイネルシュバリエ
3着。逃げ馬が直線前で垂れたことで先頭に立つのが早くなってしまい目標にされてつらかった。残り1ハロン切るまでは勝ちもあるかという脚だった。