ハナ差な日々

ITスキルと競馬の記録および雑記

2015年05月31日の回顧

東京優駿(ダービー)

ミュゼエイリアンが押して逃げる。キタサンブラック、コメート、スピリッツミノル(進路が塞がり行けずに徐々に押し上げてこの位置)、タガノエスプレッソと続く。少し離れて第二集団にコスモナインボール、ベルラップ、ドゥラメンテ、サトノラーゼン。第三集団にグァンチャーレ、レーヴミストラル、リアルスティール、アダムスブリッジ、ダノンメジャー。後方にサトノクラウン、ミュゼスルタン、タンタアレグリアポルトドートウィユの隊列。サトノクラウンはスタート出負け気味で控えた。リアルスティールは少しだけ行きたがった所を抑えた時に、ドゥラメンテにサッと前に行かれて控える形になった。ポルトドートウィユは出負けして控えた。タンタアレグリアもゆっくり出た形で控えた。1000m通過は58.8秒。

3角から4角にかけて隊列が詰まってきて直線へ。直線はいってすぐにドゥラメンテが外から中に切れ込みながら早くも仕掛ける。サトノラーゼンが内からドゥラメンテ併せの形にする。残り300mくらいでミュゼエイリアンとキタサンブラックが粘っているのを捕らえてドゥラメンテが先頭に立つ。そこにサトノラーゼンが食い下がる。内からコメートが伸びてくる。外からサトノクラウンが伸びてきて、残り200mで猛然と差を詰める。真ん中からリアルスティールも伸びてくるがジワジワしか伸びない。ドゥラメンテは最後まで伸びて完勝。サトノラーゼンがそのまま粘って2着。サトノクラウンがハナ差の3着。リアルスティールは粘っていたコメートを何とか交わして4着まで。時計は勝ち時計はレースレコードで2分23秒2。

評価

  • ペースはミドルペースで流れ上がりの時計も速かった
  • 差し展開で追い込みでは厳しかった
  • ドゥラメンテが圧倒的に抜けている
  • リアルスティールとサトノクラウンが控えたことで抵抗できる馬はいなかった
  • レースレベルは高い

馬評価

ドゥラメンテ

1着。課題であった折り合いもつき8番手から上がり33.9秒を使って突き抜けた。デムーロが怖がらずにポジションを取ったのも大きい。直線早々に仕掛けたが最後までしっかり伸びておりまだ底が見えていない。

サトノラーゼン

2着。勝ち馬と同じく好位につけ、直線は1枠を生かして内から勝ち馬に併せに行って食い下がり最後まで粘った。持続勝負の形にしたことで決め手がない点をカバーした。岩田が上手く乗った。

サトノクラウン

3着。上がり最速の33.8秒で大外から猛然と追い込んだが内有利を覆すほどの脚ではないため届かなかった。不利な外からの追い込みで力があることは証明した。しかし、スタートが速くないことで、この乗り方しかなくなって勝ち目がなかった。

リアルスティール

4着。スタート直後に折り合いを重視して抑えたことで隣のドゥラメンテの進路が広くなり勝ち負けどころかアシストした形になった。直線では外に出しすぎないように上手く乗っているように見えたが、最後はジワジワしか伸びず控えたのに34.3秒しか使えなかったことを考えると距離延長が影響しているように感じる。ドゥラメンテより後ろから行ったのは作戦とのレース後のコメントが出ており、勝負に出たのであろうが判断を間違えている。

コメート

5着。内枠を生かしての3番手を追走から直線も伸びて最後まで粘っており積極的な騎乗が良い結果を生んだ。距離延長が良かったのはないか。

ミュゼスルタン

6着。上がり34.0秒と3番目に速い脚を使っており末脚は確実な馬である。ただし、現状の乗り方では後ろ過ぎるため展開の助けが必要。

タンタアレグリア

7着。スタートが速くなく騎手も控えて後方2番手からの競馬になった。枠を生かして内を裁いてきたが、溜めてキレるタイプではなく持続系のため位置取りが厳しかった。もったいなかった。

グァンチャーレ

8着。直線内をついて最後までジワジワ伸びた。上位馬との対決も結構あるため今後も物差し馬になるのではないか。

ポルトドートウィユ

12着。出負けして最後方に控えたことでキレ味はないため終了。サトノラーゼンのような競馬が理想だった。

予想評価

能力比較はだいたい当たっているが展開予想がもう一歩だった。まさかリアルスティールとサトノクラウンどちらもドゥラメンテより後ろになるとは思わなかった。外枠はやはり厳しいということだろう。サトノクラウンが2着だったら馬連で回収できたがブログのタイトル通りということで痛いハナ差3着だった。

2015年05月31日の予想 - ハナ差な日々

目黒記念

メイショウカドマツが外からジワっと先頭に立ち、後続を一気に離して単騎逃げに入る。グランデスバル、トラストワン、ニューダイナスティと続く。5番手にファタモルガーナ、その内にレコンダイト、それを見るたちで内にヒットザターゲットと続く。アドマイヤスピカは中段後方。ダービーフィズは出負けして後方3番手から。1000m通過は後続と差がある状態で60.3秒。

3角から4角にかけてメイショウカドマツがペースを落とし後方との差が一気につまる。馬郡がまとまった状態で直線へ。メイショウカドマツが粘っている所へトラストワンが追いかけるが差が縮まらない。外からファタモルガーナがジワジワ延びる。残り1ハロンを切ってから真ん中レコンンダイトが伸びてきて、さらに間を割ってヒットザターゲットが伸びて差し切る。レコンンダイトが2着。外からファタモルガーナがメイショウカドマツを交わて3着。

評価

  • ペースはミドルペースだが後続は離れていたためスロー
  • 1着2着3着が1番2番3番で4着は逃げ馬と内有利が顕著
  • 馬群が詰まった状態で直線に入ったため外は厳しかった
  • レースレベルは低い

馬評価

ヒットザターゲット

1着。中段内で追走し直線内をついて一気に突き抜けた。上がり最速34.4秒で超距離レースになったおかげで33秒台の脚が求められないレース展開が向いた。内枠を生かしたのも大きい。

レコンダイト

2着。先行勢を見る形で内で追走して、直線真ん中の良いところを通って抜け出したが差し切られた。決め手負け。

ファタモルガーナ

3着。先行して直線外目をまっすぐとジワジワ伸びたが決め手負け。さらにスタミナが求められる展開が望ましいだろう。

メイショウカドマツ

4着。離して逃げて、途中から溜めて直線も最後まで粘った。あわやの展開で見せ場はあった。

トラストワン

5着。逃げ馬を見る形で先行して並びかける寸前までいったがそこから伸び切れず差せず差される。

ダービーフィズ

6着。スタートで後手を踏み控えて道中少しポジションを上げたが、直線は大外になり最後は前と脚色が同じになり届かなかった。