2015年06月07日の回顧
安田記念
ミッキーアイルが好スタートをきったが、リアルインパクトが押して逃げる。外からケイアイエレガントが2番手につけ、レッドアリオンと続く。ミッキーアイルは抑えて4番手に下げるも掛かかって手綱を引っ張ってる。モーリスはスタート後の少しだけ押して5番手につける。その後ろにフィエロ、クラレントと続く。中段内にダノンシャークで掛かり気味で追走。後方にヴァンセンヌ。ダイワマッジョーレとサトノギャラントは出遅れて後方から。前半800mは45.9秒。
直線入ってすぐにケイアイエレガントが先頭に立つ。これを持ったままでモーリスが追走、その後ろでフィエロとクラレントが追い出しを開始。残り250mくらいでモーリスが仕掛けて先頭に立ち突き放す。ヴァンセンヌは直線入って内に進路を取るが前が開かずに詰まって外に切り替えてクラレントの外から追い出し並んで前を追いかける。モーリスが粘っている所へヴァンセンヌが猛然と追い込んでくるが、モーリスが粘りきりゴール。クラレントが3着。フィエロはクラレントと並んで追い出したがジワジワしか伸びず4着まで。ケイアイエレガントが残って5着。
評価
- ペースはややスローペース
- ペースのわりに上がりの時計は速くならず先行有利
- レースレベルは低い
- モーリスは目標にされて押し切る横綱競馬だった
馬評価
モーリス
1着。先行して押し切る強い馬の競馬だった。課題のスタートも何とか出て積極的にポジションを取りに行き、直線も追い出しを待つ余裕があった。ペースが速くならなかったのも展開が向いた。
ヴァンセンヌ
2着。中段後方で待機して直線内から外に出して、上がり最速33.7秒で猛然と追い込んだが惜しくも届かなかった。レッドアリオンが脚があがり、フィエロが伸びなかったことで内が開かず外からになった。開けばもっと際どかった。抜けた末脚を発揮しており能力上位なのは間違いない。
クラレント
3着。楽に先行して直線もジワジワ最後まで伸びた。ここ2走はチグハグな競馬だったので、田辺が上手く乗った。得意の左回りマイルであり、時計的にも高速過ぎない1分32秒台で決着したことが良かった。
フィエロ
4着。ポジションも良く勝ち負けできる位置だったがジワジワしか伸びなかった。成績が勝ちきれない馬ということを物語っている。高速競馬が得意な馬であり、馬場と展開も向かなかった。
ケイアイエレガント
5着。2番手から直線早々に先頭に最後まで粘っていた。このクラスでは難しいが、ここよりレースレベルが下がれば勝ち負けだろう。
カレンブラックヒル
7着。勝負には参加できていなかったが、中段待機からの外から追い込んで最後まで伸びていた。まだ走れそうで、どこかの重賞では勝ち負けするのではないか。
ダノンシャーク
10着。中段後方に控え掛かかり、直線も外から追い込みで届くポジションではなかった。脚も最後は上がっており距離的にもマイルはギリギリでロスがあっては駄目ということだろう。
リアルインパクト
12着。直線早々に脚はなかったが、最後に一気に交わされているように1400mがベストなのだろう。またもう少しパワー馬場の方が向いている。
ミッキーアイル
15着。スタートが良すぎて先頭に立ってしまい、あわてて控えたが掛かった。直線はまったく見せ場もなく伸びなかった。スプリント戦を使った影響でマイルで掛かってしまった感じ。騎手コメントにもあるように、あのスタートなら逃げた方が良かった。
予想評価
メンバーからBOXという発想までは良かったが3連単にして馬連を買わなかったので外れた。逃げ馬には厳しいレースとは分かっていたがリアルインパクトがハナに行く予想もできなかった。クラレントはここ2走下手に乗られていたので一瞬よぎったがG1ではいらないと格という理由だけで切ってしまった。相変わらず展開読みがなっていない。