2016年05月29日の回顧
東京優駿(ダービー)
マイネルハニーの逃げで1000mを60.0秒、2000mを121.4秒の平均ペースで、上がり3Fを34.2秒のレース展開。2.24.0の時計。スローとまでは行かないため、距離適正も求められつつ上がりの決め手も求められた。
エアスピネルが5番手。7番手にサトノダイヤモンド、直後にマカヒキ、ディーマジェスティ、ヴァンキッシュラン、スマートオーディンの隊列で有力所が固まっていた。リオンディーズは控えて後方から。
直線は先行したエアスピネルが最初に先頭に立ち、そこへ真ん中からからサトノダイヤモンド、内からマカヒキが差してきての叩きあい。ディーマジェスティは外に出して遅れて伸びてきて3着まで。 リオンディーズは内を狙って真ん中を割ってきたが最後は脚色が同じになり前を交わせなかった。スマートオーディンはディーマジェスティを追いかけたが離された。ヴァンキッシュランは伸びず。
評価
馬評価
マカヒキ
1着。スタート直後にポジションを取って中段に付け、好枠を生かし直線も内をそのまま伸びてきて叩き合いを制した。サトノダイヤモンドを見る形で追走し、直線も内にこだわってロスなく乗った川田の好騎乗だった。上がりは33.3秒(②)。
サトノダイヤモンド
2着。スタート直後にポジションを取って中段に付け、直線もまっすぐ伸びてきた。最後合わせになって伸びたが、その前に一頭になったときフワッとした。上がりは33.4秒(④)でマカヒキと差はほとんどなく、最後は枠がものをいった。(落鉄もしていたようでサトノやっぱ持ってないって感じでG1未勝利は続く。)
ディーマジェスティ
3着。サトノダイヤモンド、マカヒキを見る形で追走しつつ、道中から内ラチはキープせず少し外目に進路を取っていた。直線も一番外に出して33.3秒(②)で伸びてきたが届かず。詰まるのを恐れて安全に乗ってしまった分のロス差で負けた印象。
エアスピネル
4着。勝つための策で5番手の先行し、直線も早めに抜け出して押し切りをはかったが決め手に屈した。有力馬が皆、皐月賞のときよりもポジションを取りに行き、直線入ったときのアドバンテージが思ったほどなかった。
リオンディーズ
5着。ここ2走抑えがきかなかったことで、折り合いのために控えざるおえなかったことがこの結果になった。上がりは33.2秒(①)で最速であるが届く位置ではなかった。勝ってもおかしくない力はあるが、このレース勝つための育て方ができなかった感じ。
スマートオーディン
6着。重賞を3つ勝っているが、上位馬との直線対決はディーマジェスティくらいで力関係が明らかになった。外を回っており、距離適正も延長はマイナス材料なので2000mくらいまでがよいだろう。
ヴァンキッシュラン
13着。上位馬と同じような位置取りだったが直線は伸びなかった。外を回ったことはあるが、青葉賞よりも遅いタイムでレースを使い過ぎな面もありそう。
予想評価
マイネルハニーの逃げ、エアスピネルの積極策、リオンディーズが控える読みは良かったが、ディーマジェスティよりマカヒキとサトノダイヤモンドが前にいる想定ではなかった。 オッズの関係でどれかを切る必要があり、リオンディーズとサトノダイヤモンドで迷ったがサトノダイヤモンドを切ったので外れた。