携帯電話関連の知識整理
携帯電話関連の知識整理
SIM
- 携帯電話を利用するには本体にSIMカード(Subscriber Identity Module Card)というICカードを差す必要がある
- SIMカードにはIDが振られていて電話番号等が結び付けられている
- SIMカードが外されている状態の携帯電話端末を白ロムと呼ぶ
- 白ロムは特定のキャリア限定で使用可能な携帯電話端末を指す
- SIMロックとは特定のSIMカードを差し込んだ場合のみ動作するようにされていることであり、これを解除することSIMロック解除という
- 最初からSIMロックが掛かっていない端末をSIMフリー(SIMロックフリー)端末と呼ぶ
- 厳密には「SIMロック解除の端末」=「SIMフリー端末」ではなく、適合できる通信方式や周波数帯の差がある
- SIMカードには「標準SIM(mini-SIM)」、「micro-SIM」、「nano-SIM」がありサイズが違う
- LTE対応機種であれば、micro-SIMかnano-SIMが一般的
- SIMカードアダプターを使えば小さい物を大きいサイズに合わせることができる
MVNO
- MVNOはMobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略
- 携帯電話回線などのインフラ基盤を他社から借りて、サービスを提供している事業者のこと
- MVNO事業者はNTTドコモの回線を使用しているものが圧倒的に多い
- サービス提供価格が安いことから格安SIM会社などと呼ばれている(MVNO=格安SIMではないが)
- MVNOは2年縛りの契約がなかったりと柔軟である
MNP
LTE
- LTEはLong Term Evolutionの略
- 新たな携帯電話の通信規格で、第3世代携帯電話(3G)を進化させた通信規格
- 第4世代携帯電話(4G)への橋渡しという意味で「3.9G」(第3.9世代)とも呼ばれる
- NTTドコモが提供するXi(クロッシィ)はこのLTEを使用した通信サービスのブランド名称
テザリング
セルスタンバイ問題
- セルスタンバイは、音声通話の受信待ち受け状態のこと
- 電波は圏外なのにずっと電波を探し続けている状態になることをセルスタンバイ問題という
- セルスタンバイ問題によってバッテリー消耗が激しくなる
- 本来通信が出来ている状態にも関わらず、アンテナピクトが圏外表示になっている状況をアンテナピクト問題という
- セルスタンバイ問題の主な要因の1つとしてアンテナピクト問題がある
- セルスタンバイ問題は、LTE対応通信の場合は発生せず、3G通信の際に発生するといわれている
- 3G通信では音声通話/SMSが回線交換(CS:Circuit Switching)、データ通信がパケット交換(PS:Packet Switching)のように違う方式を使っているためである
- LTEではVoIP(Voice over IP)という1方式であるため発生しないと予想される
- データ通信専用のSIMをスマートフォンで使うと、データ通信のみ行うことからしばしば発生する
- 端末によって発生する場合としない場合があるので調査が必要
- セルスタンバイ問題を回避する手段の1つとして、データ通信+SMS機能付きのSIMのサービスがある